何故英語を出来るようになりたいか?
やり直したいか?
向上心の有る動機は少しも有りませんでした。

たとえば会社でTOEIC900点以上が求められているなど。
まあしいて言えばいつか海外に放浪の旅にでたいので、英語を身につけておけば安心と漠然と思っていた程度。

しかし英語が苦手だと、どうにもこうにも落ち着かない。

「まっいっか」

とは思えないのも事実。

「この鬱屈した思いを取り除きたい!」がモチベーションであった事はありました。

そこで無謀な著者は…


「英語が出来るようになるにはやっぱり、英会話スクールだよね!」

「最初が肝心、うむうむ学校と付く位だから一番の早道」

などと自分に言い聞かせ、
今考えれば戦車に素手で突っ込むような企てをしたのでした。

結果は当然無残にも木っ端みじん。以下が顛末です。

著者の行った英会話スクールではまず、入学者のレベルを測るために
外国人講師と一対一で、軽く会話を交わす面談を行いましたが…

何も出来ないからこそ来た著者。

堂々たる初心者っぷり。

まったく会話は成立しませんでした。

講師が何を話しかけても、一言もかえって来ない
来るのは著者のギコチない笑顔だけ。

こちらの作戦は分らない質問にはせめて
ニコニコと笑顔を応酬しようとの考えだったからです!?

ついにこちらが可哀そうになるくらい困った講師は、

数字を一からどこまで言えるか試す作戦に出たのでした。

いやぁ、すみません先生。

頑張ったのですが、なんと10…

英語で言えば「テン」。
10それ以上が口から出ない。

今なら知っているイレブンが、
あの日本代表、さわやかイレブンが出てこない!。

ホントの事を言うと知らない。

気まずい雰囲気のまま終了。

講師と職員が結果について話をしている姿。

数分後、講師にも愛想を尽かされた著者は当たり前の様に最下層のランクに配置されたのでした。

複雑な表情を浮かべる受付嬢から結果を聞かされ
「では、数日後に来てくださーい」
との掛け声と共に初日のスクールを後にしたのでした。

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