進化した俺を見せつけてやるぜの意気込みと共に英会話スクールに再チャレンジ。
まずはかつてと同じように講師によるレベルチェックが立ちはばかったのでした。
かつての思い出は彼方に修業の結果、軽く上から目線になっていた著者。
悠然と構えながら講師との間合いを詰めました。
会話の応酬。
握手を交わし終了。
今回はスムーズに進み、レベルも前回とは違い中級者に位置づけられました。
しかし何か達成感、満足感はなく自信が付いたにしてはほんの少し何か、心の奥に引っかかる違和感が残ったのでした。
迎えた再チャレンジ一回目のレッスン。
居並ぶ生徒たちと共に優雅な英会話…
のハズが言葉が。
英語が口から出ない。
ああっと言葉が詰まるばかり。
言いたいことが口から出ない。
違和感とは
そう英会話が出来なかったのです…。
レッスンが終わると受付のお姉さんから
「どうでした」
との掛け声は上の空。
あの上から目線はどこへやら、吹き飛んだ自信と共にしょんぼりしながら家路となったのでした。
その当時の著者。
以前とは違い、外国人講師が語りかけてくる英語。
また講師同士が英語で雑談している会話。
などは大体は聴き取れました。
しかし、英語は喋れない。口から出ない。
そして会話が出来るようになるには漠然とこんな風に考えていました。
どんな人でも赤ちゃんの時には喋れないけど、耳から聞いてるうちに喋れる様になるから学習はラジオを聴き、音読だけしとけば大丈夫。
上手く会話が出来ないもやもやが続くそんな時、気分転換にそろそろ一つ形にしようかなと、それならTOEICでと考え、初めてトイックに挑戦してみる事にしました。
特に予習も模擬テストもせずに挑んだTOEIC。
いや焦りました。
TOEICは聴くを試すリスニングセクション。読むを試すリーディングセクションがあります。
まず行われるリスニングセクションは無難にこなせたのですが、続くリーディングセクション、特にパート5が大げさではなく全く解けませんでした。
結果は500点台なかば。
詳しくは覚えていませんがほとんどリスニングセクションで稼いだ点です。
英会話で喋れない。リーディングセクションが解けない。
今から考えると実はこの二つには共通点があったのです。
それは文法。あの聴くだけで卒倒しそうになる。
英文法です。
英会話にも英文法が大事。
これはTOEICのリスニングセクションを何とかしたいと試行錯誤している中で徐々に気づきました。
特に基礎的な文法を学んでいくうちに会話も口から違和感なく飛び出して行きました。
そう。帰国子女でもない留学経験もない著者の様な大抵の日本人には会話をするには
英文法がとても大事。
ということです。
恐らく多くのネイティブではない人々は、赤ちゃんと同じ様に聴くだけでは会話は出てくる様にはならないのです。
間違ってはいけないのは難しい文法ではなく
本当に基礎的な文法が大事です。会話では特に中学生レベルで十分威力を発揮すると思います。
その後経年疲労!?仕事の忙しさからを理由に学習を数年さぼり
初めてのトイックから4~5年後。
900点台を取れる様になりました。
時はおっさんに片足突っ込んだ30前後でした。
いや~長い。
長かった。全国一の太巻き選手権くらい長い。
っとまあこれで十分ではありませんが、今振り返れば何とも
右に左に蛇行の多い試行錯誤の日々でした。
これはこれで経験にはなったのですが
皆様には少しでも近道出来る方法を提示出来たらと考えています。
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